研究室について
当研究室(安福研究室)は、大阪大学D3センターに所属するとともに、工学研究科地球総合工学専攻建築工学部門の協力領域(建築・都市形態工学領域)として、安福健祐教授と髙橋彰准教授のもと研究・教育・全学支援の活動を行っています。
ICT技術を応用した建築・都市・社会のコミュニティ・デザインに関する研究を推進し、都市・社会インフラの整備からVR技術、災害時避難シミュレーションに至る研究を行います。
研究テーマ
最先端のICT技術と建築・都市計画を融合し、建築形態工学を基盤として、安全で豊かな建築・都市環境の実現を目指しています。シミュレーション、VR、AI、図学といった多様な手法を横断的に活用し、空間の設計・表現・分析・評価に関する研究を展開しています。
避難シミュレーション
建築物や都市空間における災害時の避難行動を、マルチエージェントシミュレーションにより解析しています。群集歩行モデルや避難行動モデルを構築し、避難誘導計画の評価や建築計画へのフィードバックを行っています。火災・地震・津波など多様な災害シナリオに対応するとともに、CAD/BIMデータを活用し、大阪梅田地下街や大阪市港区等におけるシミュレーションの社会実装を推進しています。
Media メディアで研究事例が紹介されました(YouTube) → Article 大規模地下街避難シミュレーション研究の紹介 →群集マネジメント
不特定多数の人が訪れる大規模施設において、快適で安全な空間を計画するための群集マネジメント手法を研究しています。東京ドーム、ショッピングモール、海遊館、首里城といった多様な空間を対象に、先端技術で構築したデジタルツイン環境上で人流シミュレーションを実行し、混雑緩和や動線最適化の評価を行い、研究成果の社会実装を推進しています。平時における円滑な人の流れを科学的にデザインすることは、非常時の迅速な避難行動の重要な基盤にもなります。日常と非日常を統合した視点から、建築・都市空間の総合的なレジリエンス向上に寄与することを目指しています。
Article 東京ドームシティ群集マネジメント研究の紹介 →VR
没入型VR環境を用いて、建築・都市空間における人間の知覚、行動、心理的反応を実験的に解析しています。VRヘッドセットを活用し、スケール感覚、空間認知、素材感に関する知覚特性を定量的に評価しています。実空間では再現が困難な条件下での空間体験を提供し、主観的な空間評価、設計意思決定の支援、建築教育などに応用しています。さらに、避難シミュレーションとの連携により、緊急時の人間行動の理解にも取り組んでいます。
Featured Unreal Engine 公式サイトで研究事例が紹介されました →建築・都市形態工学
可視化技術とコンピュテーショナル手法を駆使し、建築・都市形態を定量的に分析・生成する研究を行っています。3D再構成による既存建築・都市の精密なデジタル化に加え、パラメトリックデザインによる新たな空間形態の探索、さらには統計解析やAIの活用を通じて、まちづくりや建築設計に資する科学的知見の提供を目指しています。
生成AI
建築デザインプロセスに生成AIを導入し、設計段階における創発性と効率性の両立を探求しています。画像生成モデルや大規模言語モデル(LLM)を活用したデザイン支援ツールの開発、AIによる建築図面の自動生成・最適化、テキストから3Dモデルへの変換技術など、最先端の機械学習手法を建築分野へ応用しています。さらに、人間の設計者とAIの協働による新しいデザインコミュニケーションのあり方を模索し、設計教育への応用にも取り組んでいます。
図学
古典的な図学教育を現代的なデジタルツールと融合させ、建築設計における形態思考の深化を目指しています。図法幾何学および各種投象法を基盤とした3D-CG/CAD教育手法の開発に加え、コンピュテーショナルデザインを活用したアルゴリズミックな造形手法の研究にも取り組んでいます。
全学支援サービス
メタバース・プラットフォームサービス
NVIDIA Omniverseを中核に、高精度3次元メタバース空間上でデジタルツインの構築・共有・可視化・検証を支援する全学向け研究基盤です。
詳しく見る連絡先
研究室への見学や進学に関する相談は以下より受け付けております。共同研究やシミュレーションに関するご相談などもお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ
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所在地
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘 2-1
D3センター吹田教育研究棟(旧サイバーメディアセンター吹田教育実習棟)